16世紀イギリスのエリザベス王朝期の作曲家であり、リュート奏者でもあったジョン・ダウランド(1563年-1626年2月20日)の歌曲のなかから3曲を組曲にしました。
宗教色のない世俗的な作品が特徴で、今でいうシンガーソングライターのはしりとも言われ、1597年、1600年、1603年に出版された歌曲集に80作以上の作品が残されています。この組曲の2曲目にあたる「流れよ、わが涙」が特に有名で、当時のヨーロッパで大流行したそうです。
2006年には、ロック界を一世風靡した元ポリスのベーシスト兼ボーカリスト、スティングが発表したダウランド作品集「ラビリンス - Songs From The Labyrinth」(グラモフォン)が話題となり、再注目を浴びるところとなりました。
1.「ご婦人用の見事な細工物 - Fine knacks for ladies」調子のいい行商人の歌です。明るく軽快で、楽しい曲です。
2.「流れよ、わが涙 - Flow my tears」ダウランドの歌曲の中で最も有名なものです。この組曲の中では、間奏曲的に短く取り上げています。
3.「あのひとは言い訳できるのか - Can she excuse my wrongs」失恋の歌ですが、とても現代的な響き、リズムを持った楽曲です。
技術的にも無理のないようにアレンジされており、アンサンブルの基礎を学ぶうえでも、古典の入門曲としても最適な作品に仕上がっています。
国立音楽大学音楽学部器楽学科チューバ専攻卒業。チューバを高橋文隆、大石清、稲川栄一の各氏に師事。
1990年T.U.B.A. 国際チューバカンファレンス札幌大会ジャズインプロヴィゼイションコンクール第2位。
2002年度全日本吹奏楽コンクール課題曲に「吹奏楽のためのラプソディア」が採用される。
他の主な作品に、「サニー・サイド・ストリート・パレード」(平成18年度JBA下谷賞受賞作品)、「吹奏楽のための綺想曲 『じゅげむ』」( 2012年度全日本吹奏楽コンクール課題曲)などがある。
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