2016年に出版した「ダウランド組曲」のフレックス版です。最小5人の管楽器奏者で演奏可能です。
「ダウランド組曲」は、16世紀イギリスのエリザベス王朝期の作曲家であり、リュート奏者でもあったジョン・ダウランドの歌曲の中から3曲を組曲にしたものです。2006年には、イングランド出身のシンガーソングライターであるスティングがダウランドの作品集を発表し、彼の歌曲は再び注目を浴びるところとなりました。
組曲は、陽気な行商人の歌「ご婦人用の見事な細工物」、ダウランドの歌曲の中で最も有名で当時大流行した「流れよ、わが涙」、現代的な響きとリズムに特長がある失恋の歌「あの人は言い訳できるのか」の3曲から成っています。
今回改めて編曲するにあたり、各声部の動きなどを再度チェック、書き改めたため、先に出版した金管8重奏版や吹奏楽版とは内容が異なっている箇所があります。また、金管だけのアンサンブルでも無理がないように、吹奏楽版にあった速いパッセージは少し易しく書き換えてあります。古典の入門曲として、楽しんで取り組んでもらえたら幸いです。(足立正)
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常葉大学附属橘高等学校普通科総合芸術コース吹奏楽専攻では定期演奏会で毎年3年生のみで1曲演奏させていただくのが伝統になっております。
2020年の3年生は10名と例年に比べて少なく、選曲に悩んでいるときに、以前吹奏楽版を演奏させていただいた、足立正先生編曲の「ダウランド組曲」を思い出しました。
コロナ禍の中、コンクールもなくなってしまい、何か思い出になるものを残してあげられたらと思い、かつて本校講師をしていただいていた足立先生にフレックス版の編曲をお願いしました。
フォスターミュージックさんの多大なるご協力も賜り、2021年1月6日に清水文化会館マリナートで開催された本校第11回定期演奏会で初演させていただきました。
素敵な楽曲ですので是非多くの方に演奏していただきたいです!(塩澤文男: 常葉大学附属橘高等学校 総合芸術コース吹奏楽専攻主任)
国立音楽大学音楽学部器楽学科チューバ専攻卒業。チューバを高橋文隆、大石清、稲川栄一の各氏に師事。
1990年T.U.B.A. 国際チューバカンファレンス札幌大会ジャズインプロヴィゼイションコンクール第2位。
2002年度全日本吹奏楽コンクール課題曲に「吹奏楽のためのラプソディア」が採用される。
他の主な作品に、「サニー・サイド・ストリート・パレード」(平成18年度JBA下谷賞受賞作品)、「吹奏楽のための綺想曲 『じゅげむ』」( 2012年度全日本吹奏楽コンクール課題曲)などがある。
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