マヌエル・デ・ファリャ(1876~1946)はスペイン南端、アンダルシア地方の港町カディスで生まれました。音楽的な雰囲気を持つこの古都で母親からピアノを学びます。その後マドリードで作曲を学び、オペラ「はかなき人生」の成功により31才であこがれのパリを訪れることになります。パリ滞在は7日間の予定が7年間になってしまいますが、その間ドビユッシー、デュカス、ラヴェルそしてアルベニスとも交流を持ちました。帰国後、「スペインの庭の夜」、バレエ音楽「恋は魔術師」、ロシア・バレエ団のディアギレフの依頼による「三角帽子」と充実した曲が生み出されます。
アルベニスやグラナドスがピアノの名匠であるのに対し、スペイン音楽を初めて管弦楽の世界で国際的な地位を確立したのさせたのがファリャです。スペインの情熱的な音楽を書くわりに、人柄は少し趣が違うようです。生涯独身の彼はまるで修道士のようにみえたというのが、彼を取材したジャーナリストの言葉です。着古した黒服をきちんと着こなし、食事中も静かな微笑みをたたえていたということです。
「火祭りの踊りは」バレエ音楽「恋は魔術師」の中の一曲ですが、単独で演奏されることも多く、ピアノ用の編曲版も残されています。「恋は魔術師」の筋書きは、美しい未亡人が新しい恋をしますが、それを邪魔する嫉妬深い亡夫の亡霊を美しい友人に誘惑させ、その間に自分の恋を成就させるというものです。「火祭りの踊り」は悪魔祓いの儀式の音楽です。
新潟県立巻高等学校卒業。武蔵野音楽大学でトロンボーンを坂本辰則氏に師事し卒業。
1993年から2008年までオブロークラリネットアンサンブルの代表を務める。2009年1月にクアトロ・パッツァを加藤純子と共に立ち上げる。
世田谷学園、世田谷おぼっちゃまーずとオブローの為に多数アレンジをしている。
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