始めは単なる自然の洞窟であろうと思われていたのですが、トルコの考古学者の調査によってその存在は明らかになりました。
現在,発見されている最大の地底都市では地下8階の構造を持つものもあり、当時ここに住んでいた人口は2万人近くいたと推定されています。
共同炊事場,汚水処理設備,換気装置,ワイン貯蔵庫などの生活に必要なものは全て揃っていて,学校のような教育の場も設けられていました。
しかも,この地底都市の驚くへき点は深さだけではなく9キロ以上も離れているカイマクル地下都市とデリンクユ地下都市は繋がっているのです。
発見されている地底都市全てを換算すると地下で暮らしていた人々は9万人近くいると推定されるのです。
現在でも未調査の都市もあるのでこれ以上の人口も十分予想されるものです。
多くの説,謎を秘めた地底都市ですが,考古学上の見解としては地下都市には4世紀頃ローマ帝国の迫害に追われたキリスト教徒達が住んでいたと考えられています。
よってこの作品も迫害されたキリスト教徒の心情,そして妖精が宿ると言われる地上に広がる奇岩の風景を含め描写しています。
(八木澤教司)
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兵庫県西宮市在住。武蔵野音楽大学作曲学科卒業、同大学大学院音楽研究科修士課程修了。吹奏楽やアンサンブルの代表作は日本のみならずアメリカ、ヨーロッパ、アジア諸国、南米でも重要なレパートリーとなる。
2019年11月9日、天皇陛下御即位奉祝記念式典・国民祭典において天皇皇后両陛下「お出迎えのファンファーレ」として、東京2020パラリンピック開会式の式典音楽として作品がそれぞれ抜擢された。その他、ヨーロッパで歴史的権威のあるスペイン・バレンシア国際吹奏楽コンクールの課題曲に作品が選定、ミステリー映画「ソロモンの偽証・後篇」では「輝きの海へ」が挿入曲として使用されるなど活動は多岐に亘る。これまで全国植樹祭、全国高等学校総合体育大会、国民体育大会の式典音楽制作を歴任。各種コンクール審査員、客演指揮、指導、講演、音楽雑誌執筆に加え、音楽出版社のプロジェクトアドバイザーなどを務める。
合唱曲として手がけた「あすという日が」は、希望の歌、東日本大震災復興シンボル曲と称され、2011年第62回NHK紅白歌合戦において夏川りみ、秋川雅史の両氏によって熱唱された。第21回日本管打・吹奏楽 アカデミー賞 作・編曲部門(2011年)受賞、平成23年度 JBA下谷奨励賞を受賞。
2020年度より関東から関西に拠点を移し、神戸女学院大学音楽学部で作曲・音楽理論・吹奏楽の指導にあたる。
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