この曲は、1915年にバルトーク(Bartok Bela Viktor Janos)が作曲したピアノ小品の組曲で、最良のルーマニアの友人イオン・ブシツィアに献呈された。
1. 棒踊り - Joc cu bata (Stick Dance)
戦いを模した踊りで、若い男女が激しく踊る。各小節の終わりに棒で地面を打つリズムがある。中庸なテンポ、テヌートを中心とした重厚な響きで演奏してほしい。
2. 飾り帯の踊り - Braul (Round dance)
トロンタール県に伝わる舞踏曲。4小節単位でのフレーズにアゴーギク表現を加えて演奏してほしい。
3. 踏み踊り - Pe loc (In One Spot)
増2度が特徴的なメロディである。 ゆったりしたテンポで牧歌風に表現してほしい。
4. 角笛の踊り - Buciumeana (Dance of Buchum)
3拍子のトランシルヴァニア地方のゆったりした舞踏曲。メロディのコントラスト表現に留意し演奏してほしい。
5. ルーマニア風ポルカ - Poarga Romanesca (Romanian Polka)
ポルカは本来ボヘミア地方の舞曲だが、この曲はかなり情熱的で野性味豊かなものになっている。主部のメロディは複合リズムを持っている。軽快に装飾音符を楽しんで演奏してほしい。
6. 速い踊り - Maruntel
ビーハル県で採取した2種の舞曲が繋がっている。木管のアーテキュレーション、金管のシンコペーションを存分に楽しんで演奏してほしい。
7. 速い踊り - Maruntel
テンポ・リズム・ダイナミックスにおいても勢いを増し、華やかに締めくくる。コントラバスを使用できる場合は、繰り返し後バルトークピッツィカートと指板を叩く奏法を加えて楽しんで演奏してほしい。(佐藤博)
千葉県出身。武蔵野音楽大学音楽学部作曲学科卒業。作曲を故渡部和雄氏に師事。
1983年より千葉県公立高等学校の音楽科を担当し、銚子市立銚子高等学校では吹奏楽を千葉県立幕張総合高等学校では管弦楽の部活動の顧問及び指揮者として勤務するなか、市民吹奏楽団光ウィンドオーケストラの指揮者としても吹奏楽の指導に携わる。
この間、全日本吹奏楽コンクールに6回出場。管弦楽では、全日本及び日本学校合奏コンクールで10回連続最優秀賞を受賞し、内閣総理大臣賞や文部科学大臣賞の連続受賞も果たした。
ドイツCISM国際音楽協会より金メダルを授与。
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