ジャコモ・プッチーニ作曲の歌劇「蝶々夫人」は、1904年にミラノ・スカラ座で初演されました。この初演は不評でしたが、3ヶ月後に改訂版が上演され大成功します。その後も何度も改訂を重ね、1906年の第6版が現在も演奏されている決定版になっています。色彩的なオーケストレーションや美しいメロディが印象的な作品の中から、7曲を抜粋しました。なお、この編曲での曲順は、基本的にオペラの流れを踏襲していますが、一部順番が異なっている曲もあります。
フーガ形式の「序曲」から始まり、すぐにアメリカ国歌をモチーフにしたファンファーレから「広い世界を」「さあ一足を」と遅いテンポの曲が2曲続きます。その後、軽快なテンポの「ご存じないの?」になりますが、この曲は明治初期の日本の曲「宮さん宮さん」がモチーフ(引用)になっています。ffまで盛り上がった後、rit.して「ある晴れた日に」に繋がります。この曲は蝶々さんが歌う有名なアリアですが、この編曲ではアルト・サックスがソロで演奏します。この曲が静かに終わり、短いGPの後、ffのTuttiでの「この子をご覧に」になります。トランペットのソロを挟んで「さらば愛の巣」が静かに始まり、エンディングに向かってクレッシェンドし、最後はチャイムも加わって華やかに終わります。
中編成での編曲ですが、各パートを複数名で演奏しても問題ありません。その場合、2ndフルートは全員でピッコロに持ち替えず、1名がピッコロに持ち替え、それ以外はそのままの音符をフルートで演奏してください。(金山徹)
※編成について※
今回、CD収録および楽譜出版にあたり、広くたくさんの方に演奏していただけるよう、委嘱元である同志社香里高等学校さんの編成から改訂しております。
1960年山口県生まれ。小学校の金管バンドでトランペット/ユーフォニアムを、中学・高校の吹奏楽部でクラリネットを担当。武蔵野音楽大学卒業。卒業後はマルチリード、キーボード奏者、作編曲家として、ミュージカルの公演、コンサート、レコーディングに参加。吹奏楽や管楽器のための作編曲も多く、ポップスを中心に、ヤマハ・ミュージック・メディア、ブレーン、ウィンズスコア、イースター音楽出版、フォスターミュージック、ミュージック・エイトからの出版をはじめ、レコーディング、コンクール、コンサート、映画のための作編曲作品多数。
第14回21世紀の吹奏楽"饗宴"入選。クラリネットを千葉国夫、村井祐児、柏野晋吾、西村一の各氏に師事。作曲は池田一秀、池田悟の各氏に師事したものの、ほぼ独学。江古田楽器祭総合プロデューサー。
歌劇「蝶々夫人」ハイライト:ジャコモ・プッチーニ arr. 金山徹 [吹奏楽小編成-レンタル譜]
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管弦楽のための「フローリッシュ」 Op. 112:マルコム・アーノルド arr. G・ウールフェンデン [吹奏楽中編成]
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