愛の花：あいみょん arr. 渡部哲哉 [クラリネット4重奏]

愛の花

シンガーソングライターのあいみょんが、2023年4月より放送されたNHK連続テレビ小説「らんまん」の主題歌として制作した楽曲です。「日本の植物学の父」と呼ばれた植物学者の牧野富太郎さんとモデルにしたこのドラマ、主題歌も主人公の植物への情熱や妻への愛がモチーフとなっています。ゆったりと穏やかで心温まる6/8拍子で始まり、次第に力強くドラマチックに展開された構成は歌詞に込められたメッセージともリンクし、非常に印象に残る楽曲となっています。　

本版はクラリネットの持つ温かみある音色を最大限生かしつつ、旋律とハーモニーの絡み合いなどを楽しみながらそれぞれのパートが主役になれるよう工夫しています。草花が風に揺れるように表現を演出できたら素敵ですね。

仕様

楽器編成

渡部哲哉(Tetsuya Watanabe)

1973年、東京都生まれ。1996年、東京コンセルヴァトアール尚美を首席で卒業。専攻優秀賞、総合優秀賞を受賞。卒業演奏会に出演。同年航空自衛隊に入隊。1997年、日本吹奏楽学会主催「管学合奏のための作編曲コンテスト」にて「佳作」入選。「審査員特別賞」受賞。2002年、日本吹奏楽指導者協会（JBA）下谷賞選考会にて「優秀賞」（第1位）を受賞。2003年、同「佳作」（第2位）入選。2004年、自由演奏会作曲コンクール「最優秀賞」（第1位）受賞。2006年、日本吹奏楽指導者協会（JBA）下谷賞選考会にて「佳作」（第2位）入選。

現在、航空自衛隊中部航空音楽隊サックス奏者、作編曲者。日本管打・吹奏楽学会会員、日本吹奏楽指導者協会会員、作曲集団「風の会」会員。

サクソフォーンを小串俊寿氏に師事。室内楽を服部吉之、岩本伸一、作編曲を伊藤康英、高橋伸哉、指揮法を林紀人、吹奏楽を鈴木孝佳（TAD 鈴木）、近藤久敦、小沢俊朗、佐藤正人の各氏よりそれぞれ学ぶ。

現在までに300の作品を手がけ、それらの一部はビムス・エディションズをはじめ、CAFUA レコード、ウィンドアート出版、イースター音楽出版、ブロード出版、ユニバース、ウィンズスコア、音楽之友社、バンドパワーから出版またはレンタルされており、好評を得ている。また手がけた作品を収録したCDも東芝EMI をはじめ、CAFUA レコード、ブレーン、クラウンからリリースされている。

主な作品に【ジョイフル・ポケット】（2002年下谷賞）、【古都の彩】（2003年下谷賞佳作）、【風の音に乗って】（2004年自由演奏会作曲コンクール最優秀賞）、【春色の扉】（2006年下谷賞佳作）、【オマージュ～限りある空の時を】【花柳の舞～舞妓たちの光と陰】【落ち葉の舞う季節】【懐古の時間】【Bossa】などがある。

Specifications