「時が止まればいいのに」
そう思ったことはありませんか?この願いが心に浮かび上がるケースは二つあると思います。最良の時間か、あるいは最悪が予見されるその直前か。
私は毎日のようにこの言葉を思い浮かべてしまっています。今が最良とは思えませんので、であるなら最悪の一歩前を歩いているのか。過ぎた直近の過去を振り返ってもそんなことはありませんでした。明日も特に何も起きないと思います。
ではどうして今日も今日とて、またこんなことを考えているのだろう。それは私自身が恐怖を勝手に作り出してしまっていることが始まり。根源は執着。それがまるで影のようについてくるものですから、いつもいつも最悪を想像してしまうのです。
「時が止まればいいのに」ではなく「いつ時が止まってもいいように」…そのような佇まいに憧れて、もう何年が経ったことでしょう。
タイトルは振り子の意です。
Vive! Saxophone Quartet 委嘱作品として作曲、2024年6月東京文化会館で初演されました。(井澗昌樹)
●初演:2024年6月3日 ヴィーヴ!サクソフォン・クヮルテットリサイタル vol.21@紀尾井ホール
豊田晃生(S)荻島良太(A)鶴飼奈民(T)浅利真(B)
大阪教育大学教養学科芸術専攻音楽コース卒業。同大学大学院芸術文化専攻修了。作曲を澤田博、北川文雄の両氏に師事。
主な作品に、バリトン独唱と管弦楽のためのカンタータ「倭建命 流離譚」、トランペット八重奏曲「四季の奏鳴」など。吹奏楽作品に、「火の断章」(2008年度全日本吹奏楽コンクール課題曲)、「Bye Bye Violet」、「愛の祭壇」など。
"How I wish time would stop."
Have you ever had that thought? I believe there are two moments when this wish surfaces: at the height of happiness or just before the worst is foreseen.
I find myself thinking this almost every day. I cannot say that now is the best time, so perhaps I am walking just a step before the worst. Yet, when I look back on the recent past, there was no sign of such a thing. I don't expect anything special to happen tomorrow either.
Then why do these thoughts persist? It is because I create fear within myself. The root is attachment. Like a shadow, it clings to me, making me constantly imagine the worst.
Instead of wishing "If only time would stop," I long for a state of being where "it would be fine whenever time stops." How many years have passed since I began to admire such poise?
The title refers to a pendulum.
Commissioned by Vive! Saxophone Quartet, premiered at Tokyo Bunka Kaikan in June 2024. (Masaki Itami)
ペンデュラム:井澗昌樹 [サクソフォン4重奏]
¥4,400
フラターニティー:ティエリー・ドゥルルイエル [吹奏楽大編成]
¥74,140
タラのテーマ(「風と共に去りぬ」より):マックス・スタイナー arr. ローランド・スミーツ [吹奏楽中編成]
¥22,220
ラ・ヴィ・ヴルトェーズ:長生淳 [サクソフォン4重奏]
¥5,500
アルメニアンダンス・パートI (ホルン十重奏版):アルフレッド・リード arr. 小林健太郎 [ホルン10重奏]
¥10,890
アルメニアンダンス・パートI (クラリネット五重奏版):アルフレッド・リード / 渡邊一毅 [クラリネット5重奏]
¥6,061
組曲「ロメオとジュリエット」:セルゲイ・プロコフィエフ arr. フィリップ・ブラウン [トロンボーン2重奏]
¥5,500