12月25日15時を持ちまして、
2025年内出荷の注文受付を終了いたしました。
以降のご注文は年明け
【 2026年1月7日(水)以降順次出荷 】
となります。予めご了承ください。
本年もたくさんのご愛顧を賜りありがとうございました。
よいお年をお迎えください。
『2つのヴァイオリンのための協奏曲』(BWV1043)は、バロック期の作曲家J.S.バッハ作曲による作品で1730年代の作曲とされています。2台のヴァイオリンと合奏部が緻密に絡み合う様子から、「音の対話」や「音の織物」と表現されることもあります。今回はサックス四重奏の編成へのアレンジなので、ソプラノやアルトのソロ・デュオがずっと続く…というようにならないよう、4つの音域のことなる同属楽器の関係を大事にしながらアレンジをしてみました。それぞれのパートが、主役なのか・伴奏なのか・合いの手なのかを意識いただければと思います。
第1楽章:ヴィヴァーチェ
厳粛な主題を各声部がフーガのように掛け合いをします。メロディにところどころ出てくる10度の跳躍は、痩せたりデコボコにならないようにご注意ください。
第2楽章:ラルゴ・マ・ノン・タント
デュオヴァイオリンによる甘いメロディを軸にした安らぎの楽章で、バリトンのシチリアーナ風の通奏低音の上によどみなく流れる綾のようなメロディが特徴です。記載されたダイナミクスは参考程度にカルテット内でバランスを調整してみてください。尚この楽章のみ、ヘ長調から変ホ長調に変更しています。
第3楽章:アレグロ
フィナーレらしい緊張感ある楽章です。その中にあっても曲想やダイナミクスなどに変化をもたせ、メリハリのある演奏を意識いただければと思います。
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