フルート協奏曲 第2番 作品314：モーツァルト, W.A. arr. 坂井貴祐 [吹奏楽小編成]

フルート協奏曲 第2番 作品314

この曲は、モーツァルトによって1778年に作曲されました。

フルート愛好家の「フェルディナン・ド・ジャン」からの依頼で作られたこの曲、実は完成を急がされていたと言うこともあり、自身が以前に作曲したオーボエ協奏曲を編曲したものとしても知られています。

元々のオーボエ協奏曲は世界中のオーボエ協奏曲の中でも最も人気のある作品です。

オーボエ協奏曲はハ長調ですが、この曲では長2度上げてニ長調にされた他、独奏フルートパートには細かな変更が加えられています。

これまでに数多くの作曲家によってフルート協奏曲は書かれていますが、この曲は、ジャック・イベールのフルート協奏曲と共にとても人気の高い作品です。

この編曲は、ベーレンライター原典版のスコアを元にオーケストレーションされており、伴奏は小編成で書かれています。

クラリネットは各パート2本ずつ、その他のパートは各1人で演奏するのがいいでしょう。

原曲の雰囲気を尊重するためオーボエ2パートは必須です。

Because he was very busy at the time, Mozart based the piece on his oboe concerto in C major, written the year before, which is one of the most popular works for oboe.

In the flute concerto, he changed the key to D major and modified the solo part to make it more idiomatic.

It and Jacque Ibert’s flute concerto are amongst the most popular in the repertoirefor solo flute.

This arrangement for small ensemble is based on the original score of B renreiter urtext editions.

Ideal orchestra is two clarinets on each part and single players on the rest.

The two oboe parts is integral to realizing the effect of the original score.

仕様

楽器編成

主要ソロ：Flute

坂井貴祐(Takamasa Sakai)

1977年、北海道生まれ。北海道中標津高等学校を卒業後、尚美学園短期大学（現・尚美学園大学）音楽学科作曲専攻を経て東京ミュージック＆メディアアーツ尚美 音楽芸術表現コース（現・尚美ミュージックカレッジ 音楽総合アカデミー学科3・4年次）を卒業。 卒業後は大村哲弥氏のもとで約2年間研鑽を積む。これまでに作曲を松下功、大村哲弥、延原祐の各氏に師事。

2000年、「セレモニアル・マーチ」がJBA （日本吹奏楽指導者協会）「下谷賞」（最高賞）を受賞。 同作品は2005・2006年度の中部日本吹奏楽コンクール課題曲にも選定された。2015年開催の第70回国民体育大会「紀の国わかやま国体」では式典音楽（入場行進曲）を全曲担当。作編曲作品の多くは、フォスターミュージック、ブレーン、CAFUA、ウィンズスコア、ウインドアート出版、デハスケ、ロケットミュージック等から、出版 またはレンタルされている。21世紀の吹奏楽「響宴」会員。

主な作品に、

「セレモニアル・マーチ」（JBA下谷賞受賞）、「越中幻想」（富山県福野高校吹奏楽部委嘱）、「ルミナンス-光の都市」（陸上自衛隊東部方面音楽隊委嘱）、「ジャンヌ・ダルク」「アプローズ！」（共に航空自衛隊中部航空音楽隊委嘱）、「ペンタグラム」（サックス四重奏：ヴィーヴ！サクソフォーンクヮルテット委嘱）、「3つの情景」（金管八重奏：北アルプス吹奏楽団委嘱）など。

URL：http://www.sakai-takamasa.net/

修正情報

FLUTE CONCERTO NO,2 KV.314：Composer: Wolfgang Amadeus MOZART
Arranger: Takamasa SAKAI

Specifications