タイトルは、フランス語で「美しき黄昏」を意味します。
前半は、夕暮れ時のテーヌ川ほとりから見える風景をイメージしながら優しさに満ち溢れた情景を描写しています。
川面に揺らぐ夕日、徐々に点灯する街路灯、ゆったりとした時間をそれぞれ贅沢に過ごしています。
やがてダンスホールでは社交ダンスでワルツが踊られ、楽しく優雅な時間を過ごしています。
曲では後半部分がその部分にあたります。
2つの違う曲想で構成されていますので、それぞれの曲想を違ったアプローチで表現して魅力ある演奏をして頂けたらと思います。
In the first section, the music paints a scene filled with the gentleness one might see viewing the scenery on the shore a long Seine River on a beautiful day.
One might enjoy a relaxed and luxurious time watching a reflection of the sunset in the surface of the river and the street lights gradually turning on as the last glimmers of sunshine fade into the West.
In the second part, the music depicts people waltzing in a dance hall to a delightful, lilting melody.
To acheive greatest effect, performers must strive to achieve the greatest contrast necessary between the two styles.
If they succeed, I am confident audiences will truly enjoy this piece.
1973年、東京都生まれ。1996年、東京コンセルヴァトアール尚美を首席で卒業。専攻優秀賞、総合優秀賞を受賞。卒業演奏会に出演。同年航空自衛隊に入隊。1997年、日本吹奏楽学会主催「管学合奏のための作編曲コンテスト」にて「佳作」入選。「審査員特別賞」受賞。2002年、日本吹奏楽指導者協会(JBA)下谷賞選考会にて「優秀賞」(第1位)を受賞。2003年、同「佳作」(第2位)入選。2004年、自由演奏会作曲コンクール「最優秀賞」(第1位)受賞。2006年、日本吹奏楽指導者協会(JBA)下谷賞選考会にて「佳作」(第2位)入選。
現在、航空自衛隊中部航空音楽隊サックス奏者、作編曲者。日本管打・吹奏楽学会会員、日本吹奏楽指導者協会会員、作曲集団「風の会」会員。
サクソフォーンを小串俊寿氏に師事。室内楽を服部吉之、岩本伸一、作編曲を伊藤康英、高橋伸哉、指揮法を林紀人、吹奏楽を鈴木孝佳(TAD 鈴木)、近藤久敦、小沢俊朗、佐藤正人の各氏よりそれぞれ学ぶ。
現在までに300の作品を手がけ、それらの一部はビムス・エディションズをはじめ、CAFUA レコード、ウィンドアート出版、イースター音楽出版、ブロード出版、ユニバース、ウィンズスコア、音楽之友社、バンドパワーから出版またはレンタルされており、好評を得ている。また手がけた作品を収録したCDも東芝EMI をはじめ、CAFUA レコード、ブレーン、クラウンからリリースされている。
主な作品に【ジョイフル・ポケット】(2002年下谷賞)、【古都の彩】(2003年下谷賞佳作)、【風の音に乗って】(2004年自由演奏会作曲コンクール最優秀賞)、【春色の扉】(2006年下谷賞佳作)、【オマージュ~限りある空の時を】【花柳の舞~舞妓たちの光と陰】【落ち葉の舞う季節】【懐古の時間】【Bossa】などがある。
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