2013年11月22日、三鷹・風のホールにおいて、トロンボーン カルテット ティンツ10周年記念コンサートが開催されました。
コンサートでは、前半をティンツ(TINTS)のアルファベットを頭文字に持つ楽曲で構成することとし、2文字目は「I」にちなんで、J.S.バッハの鍵盤楽器のための作品「インヴェンション(Invention)」の中からNo.1とNo.13の2作品を選び編曲することになりました。
“音楽の父”と呼ばれ数々の名曲を残したJ.S.バッハの作品には、自身が教会のオルガン奏者であったことも起因してかオルガンのために書かれた作品が実に多く残されています。そのサウンドはトロンボーンアンサンブルの重厚な響きにも良く合うもので、たくさんのアンサンブル曲に編曲されています。
しかし、当時の楽器クラヴィーアのために書かれたといわれているインヴェンションは、それ自体が2声体で書かれているためか、3人以上のアンサンブルで演奏されることはあまりありません。ピアノ学習者にとってはおなじみのインヴェンションですが、これをきっかけに、さらに多くの方々にアンサンブル曲として愛好されることを期待しています。(高嶋圭子)
香川県高松市生まれ。広島市出身。
4歳からピアノを始め、中学高校時代では部活動で合唱に熱中。高校二年より和声学・作曲理論を学び始め1982年東京藝術大学音楽学部作曲科へ。卒業後の1987年、パリ・トロンボーン四重奏団初来日の際にアンコールピースとして「夕やけこやけ」「わらべうた」を提供して以来、トロンボーンに関わる作品が多い。
トロンボーン四重奏のための「パスピエ」「メモリーズ」「スクエアダンス」「古都三景」「出逢いは、はじまり」「ふるさとのうた」「四季の詩」「ハナミズキの祈り」「砂の丘を越えて」など、またトロンボーンとピアノのための作品として、ミシェル・ベッケ氏のソロアルバムにも収録されている「幻想五木の子守唄」をはじめ、ソナタ「風花賛礼」「夜の静寂に」「春の呼ぶ声を聞く」などがある。合唱曲としては、落語を主題にした「時そば」(混声合唱)、女声合唱組曲「京都の恋(詩:黛まどか)」「花だより(詩:高橋うらら)」など。ピアノ曲としては「ピアノ発表会物語」がピティナ・ミュッセ(インターネット上の楽譜配信サービス)にて好評配信中。
1998年に広島で行われた国民体育大会では、開会式・閉会式のファンファーレを作曲。一般社団法人全日本ピアノ指導者協会正会員。
※高嶋の「高」は、はしごだかが正式です。システム上表示ができないため代用しております。
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