カゼッラは20世紀初頭のイタリアで新しい芸術運動を起こした世代(一員にレスピーギも存在した)の1人で、20世紀にヴィヴァルディ作品を復古させた立役者でもあります。それまでイタリアはオペラが中心となる作風でしたが、一線を画してロマン派音楽から無調主義の作品まで様々な追求をしました。作風は屈折した響きと乾いたユーモア、そして陰のある情熱が漂う独特な表現が多くあります。
この「プパツェッティ」は、あやつり人形の伴奏音楽として創作されたもので、ピアノ連弾(2台4手)の作品で、また作曲者自身による小編成のオーケストラ編曲もあります。今回の木管8重奏に編曲するにあたっては、このオーケストラ版を大きく参考にしています。
不可思議な響きに終始するユーモアのある響きの世界観を、繊細かつ華やかに演奏できたら楽しいかと思います。
(福田洋介)
1975年東京杉並生まれ。
幼少より音楽に愛着を持ちシンセサイザー等で遊び、11歳よりDTMシステムによる音楽作りを始める。現在まで作・編曲は独学。そして中学、高校と吹奏楽を続ける。高校在学中に商業演劇の音楽を担当。その後演劇・舞踊・映画・TV・イベント等の音楽製作、吹奏楽・管弦楽・室内楽の作・編曲および指導・指揮に力を注ぐ。
吹奏楽やアンサンブルのCDや楽譜を各社より多数出版。佐渡裕&シエナWO、金聖響&シエナWO、テレビ朝日「題名のない音楽会21」などのアレンジャーとしても好評を博す。その他、学生団体・一般団体の常任・客演指揮も務めている。
ダイナミックかつシンフォニックな音楽から、一度聞いたら忘れられない透明でシンプルな音楽まで、あらゆる姿の音を紡ぎ出すその作風に、各方面からの評価と信頼が高い。
Sherpas(サキソフォンラージアンサンブル)音楽監督、すぎなみ彩楽ウインドシンフォニー 音楽監督、NHK「アリーmyラブ」「ダーマ&グレッグ」「ロズウェル」等 日本語版オープニング/エンディング曲担当、映画「月のあかり」音楽担当、さくらのうた(第22回朝日作曲賞・2012年度AJBAコンクール課題曲)、吹奏楽のための「風之舞」(第14回朝日作曲賞・2004年度AJBAコンクール課題曲)、KA-GU-RA for Band(JBA下谷賞・佳作)、シンフォニック・ダンス(航空自衛隊中部航空音楽隊委嘱)。
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