この作品は千島列島のほぼ最北端にある占守島(シュムシュ島)で起こった戦争をテーマにしています。終戦を迎えた8月15日から三日経った8月18日、終戦による武装解除の準備を進めていた占守島の日本軍に対し、ソ連軍が突如、猛烈な砲撃の下に奇襲上陸を開始し、攻撃を仕掛けてきました。やむなく日本軍は解除準備を始めていた武装を整え直し、自衛戦闘を行ったのです。戦闘は激烈を極め、日本軍の死傷者約600名、ソ連軍の死傷者約3,000名におよび、日本軍が有利な状況でしたが、ポツダム宣言受諾後の戦いであり、自衛を目的とした戦闘であったため、上級部隊からの命令で8月21日に武装解除をしました。
捕虜となった日本軍はシベリアを主体とするソ連領内に連行され、数年にわたり給養の悪い状態で強制労働に従事させられ、多くの命が失われました。やっと家族のもとに帰ることができると思っていた矢先の戦い、肉体的・精神的にも疲れ果てていた状態で、日本国土や国民、そして愛する人々を守るために戦った人々の苦しみや憤り、悲しみ、恐怖、そして抑留されていく様子を表現しています。(松下倫士)
東京藝術大学音楽学部作曲科を経て、2009年同大学院修士課程作曲専攻修了。卒業時に藝大同声会賞受賞。2014年東京音楽大学大学院修士課程伴奏科修了。これまでに第37回全四国音楽コンクール最優秀賞、日本交響楽振興財団第29回作曲賞、第5回北本ピアノコンクール最優秀賞、第22回宝塚ベガ音楽コンクールピアノ部門第2位、奏楽堂日本歌曲コンクール第19回作曲部門(一般部門)入選など多数受賞。東京フィルハーモニー交響楽団とラヴェルのピアノ協奏曲を共演。
近年は21世紀の吹奏楽“響宴”にて作品が取り上げられているほか、「土蜘蛛伝説」「巡礼歌」「2つの詩曲」などアンサンブル作品が全国各地で多数演奏され ている。 2012年には日本コロムビアよりCD「僕が僕であるために~尾崎豊 オン ピアノ」 (編曲・演奏)をリリース。また2014年に「夢見草~松下倫士ピアノソロアルバム」をリリース。伴奏ピアニストとしても活動し、多くの演奏家と共演し高く評価されている。
東京音楽大学、洗足学園音楽大学非常勤講師。21世紀の吹奏楽“響宴”会員。
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