元来ヴァイオリン独奏曲であるこの曲を、ブゾーニはピアノ独奏用に編曲した。ブゾーニの作品とも言えるような、ピアノの特性を生かした作品である。そして私は、ヴァイオリン曲でもピアノ曲でも、あるいはオーケストラ曲でもない、吹奏楽ならではのサウンドを求めてこの編曲を作った。もしかしたら、原曲を調べることはここではあまり意味を成さないかもしれない。むしろシャコンヌの本来の姿 スペインの古い舞曲 を彷彿とさせたり管楽器のアンサンブルならではの(むしろオルガンに近い)重量感を持たせたり、そして何より、音色のパレットを目一杯広げてみたものである。
冒頭はトロンボーン3本による美しいハーモニー。私の友人からのサジェスチョンにより、この曲の編曲のイメージができあがっていった。
なおこの編曲では、バッハの原曲を約半分のサイズに縮めた。が、各部分のバランスを崩さないように心掛けた。すなわち、ニ短調 ニ長調 ニ短調という3つの部分はそれぞれ黄金分割比を保つようにしたのである。
(伊藤康英/初演プログラムより抜粋)
※こちらの楽譜は手書きでございます。
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