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胡蝶が退出し夜も更けた頃、突然雲霧が沸き起こり、頼光の病室に見知らぬ法師が現れ、病状はどうかと尋ねます。不審に思った頼光が法師に名を聞くと「わが背子(せこ)が来(く)べき宵なりささがにの」と『古今集』の歌を口ずさみつつ近付いてくるのです。よく見るとその姿は蜘蛛の化け物で、あっという間もなく千筋の糸を繰り出し、頼光をがんじがらめにしようとしますが、頼光は枕元にあった源家相伝の名刀、膝丸を抜き払い、斬りつけると、法師はたちまち姿を消してしまいました。
騒ぎを聞きつけた頼光の侍臣 独武者は 、大勢の部下を従えて駆けつけます。頼光は日頃の病もすっかり忘れた様子で、名刀膝丸を「蜘蛛切」に改めると告げ、斬りつけはしたものの、一命をとるに至らなかった蜘蛛の化け物を成敗するよう、独武者に命じます。
独武者が土蜘蛛の血をたどっていくと、化け物の巣とおぼしき古塚が現れます。これを突き崩すとその中から土蜘蛛の精が現れ、土蜘蛛は千筋の糸を投げかけて独武者たちをてこずらせますが、大勢で取り囲み、ついに土蜘蛛を退治します。
場面が様々に変化していくので、間の取り方や音色を工夫し、緊張感がなくならないように気をつけてください。そして全体の音量バランスを考え、一体感のあるサウンドを作れるよう心掛けてください。
(松下倫士)
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