ドヴォルザークは出版社ジムロック社から、ブラームスの「ハンガリー舞曲集」に匹敵するピアノ連弾曲集の作曲を依頼されました。1878年3月に出版された第1集が大成功を収めたことを受け、1886年6月、わずか一ヶ月あまりで第2集作品72(全8曲)を完成させました。
第2集の特徴は、チェコ以外のスラヴ地域の舞曲を広く取り入れている点です。本作品は第2集の第7曲目(通し番号では第15番)にあたり、旧ユーゴスラビア圏で広まった「コロ(Kolo)」という舞曲に基づいています。「車輪」を語源に持つこの舞曲は、急速なテンポで演奏される華やかでスピード感あふれる作品です。演奏会のオープニングやアンコールに最適な一曲と言えるでしょう。
打楽器は5名で書かれていますが、工夫次第では4名での演奏も可能です。演奏人数:31名~