この作品は、沖縄に駐屯する陸上自衛隊第1混成団音楽隊の第28回定期演奏会のための委嘱作品として、2009年夏頃より着手し翌年1月初旬に脱稿しました。タイトルの嶽響は、「たきゆら」と読み、沖縄や諸島で神様のいる聖域を示す「御嶽(うたき)」と、古代の読み方である「響(ゆら)」による作曲者の造語です。「お嶽」はその地域の祈祷所でもあり、老木や巨石の前に香炉を置いて巫女が踊り歌うと伝承があり、沖縄の精神的象徴と音楽隊の協調的発展を祈念してタイトルしました。沖縄をはじめ沖縄諸島には、数多くの魅力的な民謡があり、文化的にも優れた音素材が多くありますが、今回はそれに特定せず、琉球音階をベースに独自の旋法による2つの主題と、4つの部分から構成される自由な形式を創案しました。これは、琉球文化と音楽隊の未来への祝典序曲として、吹奏楽作品の新たな一歩を築きたいという作曲者の企図と願いに由来します。(和田薫)
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