今回収録に使用した楽譜は秋田市立土崎中学校吹奏楽部の委嘱により、初演当時の小編成(35人で演奏可能)版に書き直し、なおかつ吹奏楽コンクール用にカットしているヴァージョンである。
I. 童歌:「上を見れば虫っ子、中を見れば綿っ子、下を見れば雪っ子」というしんしんと雪が降る冬の情景を歌った秋田の童歌が楽器を替えながら演奏され、高音の金管木管の叫びの中で浮き沈みする。
II. 奏春:秋田にやってくる遅い春への喜びと、秋田市で古来から崇められている山である太平山に朝日が昇ってゆく情景がオーバーラップする。Ebテューバがようやくやってきた春への喜びを切々と歌い上げる。冬から春になる直前の夜明け前、ほのかに明るくなる太平山に小鳥がさえずり始める情景。そしてその喜びを全体合奏が紡いでゆく。
III. 鼓響:そして夏、笛の音、チャンチキ、竿燈祭りの祭囃子がバンドと絡み合い、テンションが最高に高まったところでわらべうたが全体に奏される。その後、曲はさらにテンポを上げ熱狂的に幕を閉じる。
3楽章のお囃子は楽譜に拘らず、演奏して下さる皆様の地元に伝わるお囃子を使用することが望ましい。原典版ではもうすでに秋田市の竿燈囃子、埼玉県川越市の川越囃子、東京都の神田囃子などを用いて演奏されている。勿論お囃子の編成も地元のお囃子の編成を尊重するものとする。(天野正道)
<使用篠笛(参考)>
CD収録時使用篠笛
・唄用(ドレミ音階)6本調子
そのほか、楽譜利用団体における使用篠笛
・200小節目フェルマータ 龍笛
※篠笛6本調子でも良い
お囃子部分については、楽譜通りに演奏して頂いても、地元に伝わるお囃子を用いて頂いても、自由に演奏して頂いて構いません。また、使用する篠笛についても指定はございませんので、演奏しやすい楽器を使用して頂いて構いません。
こちらの作品には、ほかに「鼓響・・・故郷(原典版)」がございます。版違いによる返品交換は承りかねますので、お間違いのないようにお申込ください。
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映像音楽、現代音楽、歌謡曲、Jazz、演歌から吹奏楽まで節操無く書く作曲家、指揮者。自作曲のみならず他人の曲までずうずうしく指揮する。ヱヴァンゲリヲン新劇場版、ベルセルク、進撃の巨人、シン・ゴジラ、シン・エヴァンゲリオン、シン・ウルトラマンなどでは盟友、鷺巣詩郎氏作品の管弦楽編曲を担当ワルシャワフィルとのセッションでは指揮も担当する。SEGA主催のシンパシー2013、爆破予告がされ厳重な警備の中で開催されたシンパシー2015、緊急事態宣言前夜に開催されたシンパシー2021、シン・ゴジラ対エヴァンゲリオン交響楽(2017)での管弦楽作、編曲、指揮を担当する。演奏は東京フィルハーモニー交響楽団、新国立劇場合唱団など。
吹奏楽関連では東京佼成ウインドオーケストラ演奏による「吹奏楽大作戦」や、東京佼成ウインドオーケストラ(於東京芸術劇場)、オオサカシオンウインドオーケストラ(於愛知県芸術劇場、於大阪シンフォニーホール)の演奏による「エヴァンゲリオン・ウインドシンフォニー」でも吹奏楽編曲と指揮、MCを担当する。またニュー・サウンズ・イン・ブラス2015~では故岩井直溥氏の後を継ぎ指揮、編曲を担当している。
何故か国立音楽大学作曲科首席卒業、同大学院を首席修了しており、第23回、24回日本アカデミー賞優秀作曲賞などを受賞している。
現在東京音楽大学客員教授、尚美ミュージックカレッジ専門学校特別講師を務めている。
今まで作品を提供、共演した中にはロンドン交響楽団、ポーランド国立ワルシャワ交響楽団、ニューヨーク室内管弦団、ヴェルサイユ室内管弦楽団、ロンドン・スタジオ・オーケストラ、ハリウッド・エンジェルシティ・オーケストラ、東京交響楽団、神奈川フィルハーモニー管弦楽団、東京佼成ウインドオーケストラ、シエナウインドオーケストラ、オオサカシオンウインドオーケストラ、スティービー・ワンダー、フィル・ウッズ、トゥーツ・シールマン、エリック・ミヤシロ、オフラ・ハザ、X-Japan YOSHIKI、布施明、矢沢永吉などがいる。
This song was constructed to commemorate the 30th anniversary of the Akita Symphonic Band, and the premiere performance was the 27th regular concert of the band in 2005.
1st Movement : Warabeuta (Children’s songs)
Children’s song from Akita, which sings the scenery of winter when it snows briskly, is played while changing instruments, appearing or disappearing in the scream of the highpitched brasses and woodwinds.
2nd movements : Soshun (Joy of Spring)
The joy of late spring coming to Akita overlaps with the scene of the rising morning sun rising to “Mt. Taihei” a mountain that has been revered since ancient times in Akita City. EbTuba sings up his delight at the finally coming spring. A scene in which a small bird begins to song on a faintly bright Mt. Taihei before dawn just before winter to spring. And the whole ensemble spins that joy.
3rd Movement : Kokyo (Sound of drums)
The summer, flute, chanchiki, and Akita Kanto Festival music are intertwined with the band, and children’s song is played again when the music reaches its climax. Afterwards, the music further raises its tempo and finishes its enthusiastically.
This edition was rewritten from the original version to a small edition at the commission of the brass band club of Akita Municipal Tsuchizaki Junior High School, and was excerpted and revised to meet the specified time for the AllJapan Band Competition.
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