ブラジル音楽の父といわれるピシンギーニャ(本名 Alfredo da Rocha Vianna Filho 1897~1973)はブラジル音楽ショーロ(chorar「泣く」の意味)の完成者といわれます。黒人の作編曲家で自らフルートを演奏し、後にはテナーサックスでジャズにも取り組む多才な人です。ヴィラ・ロボスの紹介で指揮者のレオポルト・ストコフスキーに出会い、その時の依頼で2枚のアルバムがアメリカで発表されたりしています。ピシンギーニャというあだ名は子供の頃におばあちゃんからアフリカの方言で「良い子(ピジンヂン)」と呼ばれたことと、その頃に疱瘡にかかり「ペシギーニャ」と友達から呼ばれたことが由来だそうです。
「um a zero 1 0」は1919年、サッカーの第3回南米選手権大会でブラジル対ウルグアイの決勝戦を歌った曲です。この試合でブラジルは初の優勝を手に入れました。奴隷解放後ながら、おそらくまだ偏見の残る中でアルトゥールという黒人選手がただ一人、白人とともに得た勝利でした。自然、肌の色、文化や宗教、貧富の格差と多くのものが混在する色彩的なブラジルで22才の若き黒人音楽家が多くのブラジル人とともに、一つのボールに熱狂するできごとだったのです。
新潟県立巻高等学校卒業。武蔵野音楽大学でトロンボーンを坂本辰則氏に師事し卒業。
1993年から2008年までオブロークラリネットアンサンブルの代表を務める。2009年1月にクアトロ・パッツァを加藤純子と共に立ち上げる。
世田谷学園、世田谷おぼっちゃまーずとオブローの為に多数アレンジをしている。
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