12月25日15時を持ちまして、
2025年内出荷の注文受付を終了いたしました。
以降のご注文は年明け
【 2026年1月7日(水)以降順次出荷 】
となります。予めご了承ください。
本年もたくさんのご愛顧を賜りありがとうございました。
よいお年をお迎えください。
全257小節、演奏に約15分を要する「シャコンヌ」は、周知のとおり《無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ 第2番 二短調》の第5楽章にあたる。単曲でも広く知られ、古くからさまざまな楽器のために編曲が試みられてきた。ブゾーニやブラームスによるビアノ編曲、シューマンによるピアノ伴奏の敷衍、セゴビアによるギター編曲、ストコフスキーによる管弦楽編曲などがあり、それらを可能な限り勉強したうえでの編曲であった。
あれから30年が経過し、もっと適切な書きかたがあるはずだと反省する点もあるが、今は当時の熱心なチャレンジが懐かしい。思えば、私の編曲のルーツといってもよい楽譜なのである。
東京クラリネット・アンサンブルの編成に合わせ、当初はアルト・クラリネットとバセット・ホルンを併用していたが(B♭クラリネットは3パート)、出版に際してB♭クラリネットを4パートとし、バセット・パートを取り払った。編成変更によって使い勝手はよくなったが、この作品に似合っていた渋い音色は残念ながら薄れてしまった。
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