多声楽器であるギターの2重奏をクラリネット4本に編曲したこともあり、難易度は決して低くありません。そのため、どうしても細かなパッセージやタンギングなどに気を取られてしまいがちですが、あくまで「タンゴ」であることを意識して、リズムの流れが失わないようにしてください。特に、1・3楽章では「3+3+2」のリズムに乗り(拍子が4/4ではなく8/8であることに注目)各小節の1拍目に強い重心が掛かるのを感じて演奏すると良いでしょう。楽譜中、3楽章でスラップ・タンギングの指定がありますが、原曲ではギターのボディーなどを叩いています。状況が許すようであれば、響きの良い箱やカホーンなどで効果音を入れても良いでしょう。参考演奏CD(BOCD-8196)でも木の箱を叩いて効果音を入れています。演奏にあたっては、ぜひ原曲の雰囲気に触れて欲しいと思います。上述のアサド兄弟のデュオのほか、兄弟2人に天才的チェリスト、ヨーヨー・マが加わった演奏(この編曲でもところどころでこのバージョンを参考にしています)の録音が入手できますので、ぜひ研究してみてください。情感溢れる演奏を期待しています。
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