この作品にメロディやハーモニーというものは重要視はしておらず、音響と空間性を主としている。タイトルはあくまでもイメージであり、極めて抽象的な音楽を目指している。一瞬一瞬にエネルギーを発生させていく概念、各楽器間によりこのエネルギーを誘発させる要素を含みながら進行していく。
冒頭はテンポが揺らぎながら、時間と空間を行き来する音響体を表現。そしてリズミックで儀式的な様相を示す場面へと入る。後半では前半の儀式的様相に戻る(ソナタ形式による再現部の部分をイメージ)が、これらの音響体は一つの形へ融合、決裂、融合を繰り返していき、最後は塊となり飛び散っていく。
演奏に際して、音楽の在り方を考えながら演奏しなければいけないと思います。美しい音を出す、表現を豊かにしながら歌うように吹こう、という考えだけではなく、「音響を生み出し操作することで表現する音楽」という考えを浮かべると、この作品に対して迷いが減っていき、冷静に向き合えると思います。
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