宝船に乗った「七福神」は、縁起物とされ日本の旧くから信仰されている存在。七柱それぞれの由来を紐解くと実は「神様」と「仏様」が混在していることがわかります。縁起を担ぐことが大好きな日本人にとっては、あやかる対象をひとまとめにして、力を何倍にもして自分の得としようとするのは、なんとも日本人らしい合理的な方法かもしれません。
全七柱を主題にするとエピソードが多くなりすぎるため、第一組曲として「恵比須」「寿老人」「大黒天」の3つのエピソードで構成しました。
「1.恵比寿」には『遊ぶように』とサブタイトルが付されています。遊び唄を模したフレーズによるフーガ風の展開で華やかに遊び"えびす顔"の結末を迎えます。
「2.寿老人」は『語るように』…仙人の法話をじっくりと聴けば、実はドラマチックなメッセージが込められています。ゆったりとした唄が流れわたります。
「3.大黒天」は『活発に』…ヒンズー教由来で時に「戦闘」を示す存在でもありましたが、渡来して豊穣の神に。おおらかな力強さを示す、リズムの変化に富んだダイナミックな展開に終始します。
2011年2月「江古田サックス祭Vol.1」にてフィグール・サクソフォン・カルテットにより初演。
1975年東京杉並生まれ。
幼少より音楽に愛着を持ちシンセサイザー等で遊び、11歳よりDTMシステムによる音楽作りを始める。現在まで作・編曲は独学。そして中学、高校と吹奏楽を続ける。高校在学中に商業演劇の音楽を担当。その後演劇・舞踊・映画・TV・イベント等の音楽製作、吹奏楽・管弦楽・室内楽の作・編曲および指導・指揮に力を注ぐ。
吹奏楽やアンサンブルのCDや楽譜を各社より多数出版。佐渡裕&シエナWO、金聖響&シエナWO、テレビ朝日「題名のない音楽会21」などのアレンジャーとしても好評を博す。その他、学生団体・一般団体の常任・客演指揮も務めている。
ダイナミックかつシンフォニックな音楽から、一度聞いたら忘れられない透明でシンプルな音楽まで、あらゆる姿の音を紡ぎ出すその作風に、各方面からの評価と信頼が高い。
Sherpas(サキソフォンラージアンサンブル)音楽監督、すぎなみ彩楽ウインドシンフォニー 音楽監督、NHK「アリーmyラブ」「ダーマ&グレッグ」「ロズウェル」等 日本語版オープニング/エンディング曲担当、映画「月のあかり」音楽担当、さくらのうた(第22回朝日作曲賞・2012年度AJBAコンクール課題曲)、吹奏楽のための「風之舞」(第14回朝日作曲賞・2004年度AJBAコンクール課題曲)、KA-GU-RA for Band(JBA下谷賞・佳作)、シンフォニック・ダンス(航空自衛隊中部航空音楽隊委嘱)。
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