その後パリに移り、生涯をフランスで過ごします。スペインの作曲家はパリで生活する人が多いですね。インファンテもそうだしファリャも長年すんでました。晩年は腎臓病にかかり49歳でなくなりました。協奏曲、歌曲、オペラなども作曲しましたが、やっぱりピアノ曲が最も多いです。スペインの作曲家たち、ファリャやグラナドスなどの師匠、スペイン音楽の祖フィリッペ・ペドレルにスペインの音楽を作曲するようにすすめられ「スペイン組曲」「イベリア組曲」といったピアノ組曲が誕生しました。スペイン組曲は「グラナダ」「カタルーニャ」「セビーリャ」「カディス」「アストゥリアス」「アラゴン」「キューバ」「カスティーリャ」の全8曲からなっていますが、単独で演奏されることもあります。ギターで演奏されることも多い曲です。
「アラゴン」は「ホタ」と呼ばれる速い3拍子の舞曲です。出だしのテーマは転調をくりかえして盛り上がっていきます。短く弾むスタッカートですが、音程には充分気をつけましょう。Bの5小節目からは今までの刻みからスラーに変わります。縦が合いにくくなるので注意しましょう。pとfの強弱はしっかりつて軽快に演奏してください。Fはややルバートぎみに柔らかい音色で変化させましょう。後半も跳躍が多いですが、スラーとスタッカートの縦をしっかり合わせてリズミカルに演奏してください。
「セビーリャ」は色々なテンポの演奏を聴いたことがありますが、今回は疾走するイメージで書きました。バスクラの舞曲のリズムにのってのびのびと、でも前向きに旋律をうたいましょう。2ndはタンギングが大変ですがたどたどしくならないように頑張ってください。
Dからはバスクラと1stのカッコいいソロです。テンポを自由に揺らして、伴奏はそれにぴったり寄り添ってください。Eからもテンポは揺れます。1小節目ややルバート気味に、2小節目付点のリズムを生かして4小節間のフレーズを完結させましょう。Fからは速くなりますが、できるだけ印象的に(刺激的に)なるように工夫してみてください。
平成8年度第20 回アンサンブルコンテストで世田谷学園の為に編曲しました。スペイン物大好きです。ドキドキ、ワクワク、カッコ良く演奏してください。
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