I [1:16] II [2:01] III [2:33]
1994年秋、前年に作曲した「テルプシコーレI」と同様、埼玉県立川越工業高等学校吹奏楽部のために、アンサンブル・コンテスト用のピースとして作曲。
シングル・リードのみの木管セクションと4パートの金管、それに鍵盤打楽器を加えた特殊な編成は、決して大所帯とは言えなかった同校吹奏楽部のメンバーを選抜した結果であった。
ミヒャエル・プレトリウス(1571-1621)が編曲、編纂した舞踏曲集《テルプシコーレ》(全312曲)の内のいくつかは、古楽合奏や金管アンサンブルのジャンルではスタンダード・ナンバーとして広く知られているが、この作品は《テルプシコーレ》の旋律線だけを借用し、リズムやハーモニーを自由に変更することで、古典舞曲の近代化を試みたもの。「I」に比べて原曲の束縛がより少なく、オリジナリティも豊かであるのは、特殊な楽器編成が私の発想回路を強く刺激した結果であろう。
なお「テルプシコーレII」は97年、内容を拡大したかたちで吹奏楽用に改編され「ヴィラネスカ組曲」のタイトルで発表された。こちらの作品はその後、フランスのギャルド・レピュブリケーヌ吹奏楽団によっても演奏された。
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