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最も有名なオペラ作品はヴィクトル・ユーゴーの戯曲にアリゴ・ヴォイトが台本を書いた「ラ・ジョコンダ」(1876年初演)です。1883年から母校ミラノ音楽院で作曲家教授を勤めました。G.プッチーニやP.マスカーニらを輩出しています。1886年1月17日、ミラノにて没。クラリネット奏者にとっては2本のクラリネットソロのための「IlConvegno」の作曲家としても有名です。
歌劇「ラ・ジョコンダ」はジョコンダ(陽気な女)には信仰の厚い盲目の母親(チェーカ)がいました。ジョコンダに片思いをしていながらも袖にされたバルナバ(宗教裁判所長官アルヴィーゼの密偵)はチェーカに魔女の疑いをかけます。民衆からも魔女として責められているところをアルヴィーゼの妻ラウラに助けられます。
ところがこのラウラはジョコンダの恋人エンツォからアルヴィーゼが強奪し領地までも取り上げていたのでした。ジョコンダは恋人の裏切りに嘆き怒りますが、母親を助けたのがラウラだと知り赦します。一方ラウラは、かつての恋人エンツォと逃亡しようとした事が夫にばれて毒を与えられ自ら命を絶つように命じられます。そこにジョコンダが現れ仮死状態になる薬を渡し助けます。アルヴィーゼは倒れている妻を見て死んだものと思い込みます。
この後、舞踏会が開かれ、バレエ「時の踊り」が披露されます。この舞踏会に紛れ込んだエンツォは自分の領地と恋人を奪ったアルヴィーゼを告発しますが、捕らえられてしまいます。ジョコンダはエンツォを逃がしてくれるなら自分の身を委ねるとバルナバに持ち掛けます。仮死状態のラウラを墓から持ち出し てきたジョコンダはこのままラウラを水に沈めてしまおうと迷ったりもしますが結局自分が犠牲になることを決意します。2人を無事に逃がした後、母の安否を心配しているところへバルナバが現れジョコンダを求めますが、ジョコンダは短剣で胸をさし自害します。怒ったバルナバがチェーカを運河に沈めたと叫びますが、ジョコンダにはもう聞こえていません。
「時の踊り」は第3幕の舞踏会のシーンで演奏されます。オペラのストーリー上挿入されたというより当時のオペラ作曲の慣習上挿入されたようです。
原曲は夜明の時、昼の時の入場、昼の時の踊り、夕方の時の入場、夜の時の入場、終曲という構成になっていますが、この楽譜では昼の時の入場、夜の時の入場に大幅なカットを入れ全体で5分程度とし、また、5重奏的な響きに合うように再構成してみました。
(小林聡)
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