「ミニマル・ミュージック」の滑らかで神秘的な響きが特徴で、同属楽器のアンサンブルの利点を最大限に生かした作品です。現代的な作曲技法ですが仕組みは易しく、コンテストやコンサート、バランス・トレーニングに幅広く活用いただけます。
この曲はミニマル(またはポスト・ミニマル)ミュージックの手法をベースにした小品2曲からなっています。
ミニマルミュージックとは、簡単に言えば「最小限のリズムやフレーズを(微妙に変化させながら)ひたすら繰り返す」ことを基調とした音楽ですが、この作品においてもその特徴は反映されています。
かすかな音量から始まる第1曲は、なめらかで夢見るような雰囲気をイメージした作品。7/8拍子のバスクラリネットから始まる第2曲は逆にリズミックな曲想の作品。ミニマル色は強くありませんが、使っている素材は同じなのでどこかに共通するものを感じ、また変化にも富んでいるかと思います。(坂井貴祐)
1977年、北海道生まれ。北海道中標津高等学校を卒業後、尚美学園短期大学(現・尚美学園大学)音楽学科作曲専攻を経て東京ミュージック&メディアアーツ尚美 音楽芸術表現コース(現・尚美ミュージックカレッジ 音楽総合アカデミー学科3・4年次)を卒業。 卒業後は大村哲弥氏のもとで約2年間研鑽を積む。これまでに作曲を松下功、大村哲弥、延原祐の各氏に師事。
2000年、「セレモニアル・マーチ」がJBA (日本吹奏楽指導者協会)「下谷賞」(最高賞)を受賞。 同作品は2005・2006年度の中部日本吹奏楽コンクール課題曲にも選定された。2015年開催の第70回国民体育大会「紀の国わかやま国体」では式典音楽(入場行進曲)を全曲担当。作編曲作品の多くは、フォスターミュージック、ブレーン、CAFUA、ウィンズスコア、ウインドアート出版、デハスケ、ロケットミュージック等から、出版 またはレンタルされている。21世紀の吹奏楽「響宴」会員。
主な作品に、
「セレモニアル・マーチ」(JBA下谷賞受賞)、「越中幻想」(富山県福野高校吹奏楽部委嘱)、「ルミナンス-光の都市」(陸上自衛隊東部方面音楽隊委嘱)、「ジャンヌ・ダルク」「アプローズ!」(共に航空自衛隊中部航空音楽隊委嘱)、「ペンタグラム」(サックス四重奏:ヴィーヴ!サクソフォーンクヮルテット委嘱)、「3つの情景」(金管八重奏:北アルプス吹奏楽団委嘱)など。
URL:http://www.sakai-takamasa.net/
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