フランスの作曲家、シャルル・フランソワ・グノーが1859年に作った声楽曲ですが、その実は、大胆にもバッハの《平均律クラヴィーア曲集》の、第1巻 第1番 ハ長調 プレリュードをそっくりそのまま伴奏として用いて、オリジナルのメロディをのせたという、何とも珍しい作品です。
しかもその旋律が見事に美しく、名曲に名旋律をかぶせた名カバー曲とでもいうべきでしょうか。
歌でも器楽でも、クラシックの枠を越えてまでもよく演奏され、シューベルト、カッチーニと並び、三大アヴェ・マリアのひとつとして広く親しまれています。
このアレンジでは、1stがメロディをとり、2nd、3rdが伴奏というスタイルになっています。
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