ディズニー映画(白雪姫)の挿入歌で、フランク・チャーチル(1901 1942)によって作曲され、今日でも世界中のアーティストによって演奏されている作品です。
このアレンジは、「街中でどこか遠くから聴こえてくる音をたどっていくと、演奏している人たちに出会う」というコンセプトで作られています。リズムとコードだけのイントロに始まり、穏やかなメロディが奏でられ、そのうちに盛り上がって拍子も変わりながら曲は進みますが、再びイントロの雰囲気に戻ってエンディングに向かいます。ぜひコンサートのオープニングに演奏してみてください。
【演奏のポイント】
速い3拍子のスウィングはノリ遅れないように、しっかりとビートを感じていきましょう。途中から4拍子に変わる際はテンポが変わらないように注意すると、安定感のある演奏になります。練習番号CやI等は、同じ動きをするパートが多いので、音の長さやアクセントに注意して一体感のある響きを目指してください。最後に3拍子に戻る際もテンポをキープしていきましょう。
武蔵野音楽大学卒業。
サクソフォンを須田寔、松沢増保、浜康幸、杉本孝幸の諸氏に師事。
第14回及び第15回ワールド・サクソフォン・コングレス(スロベニア/タイ)出演。
ソロ活動では2006年よりリサイタルを開催している。アメリカ・シアトル、タイ・バンコク、シンガポールなどにソリストとして招かれたほか、フランス・カプヴェルヌ音楽祭にも招かれ多くのステージをこなす等、海外での活動も多い。
また編曲家としての活動では、室内楽や吹奏楽等、多数の作品を手がけており、フォスターミュージックをはじめ国内外の複数の出版社より楽譜が出版されている。アルソ出版より発売の音楽雑誌[The SAX]での編曲や、映画「フレフレ少女」の吹奏楽アレンジも担当した。
他にも各種コンクール審査員、吹奏楽指導者として後進の指導に当たっている。