《待ちぼうけ》は、三浦真理氏の『歌いつぐ日本のうた[ふるさとを歌う]』(2003、教育芸術社)に収録された合唱曲をトロンボーン四重奏として再構成したものです。
原曲は北原白秋作詞、山田耕筰作曲によって作られ、大正13(1924)年に満州在住の日本人の子供たちに向けた満州唱歌の一つとして発表された童謡です。歌詞は中国戦国時代の思想書『韓非子』に収められた説話「守株待兔(しゅしゅたいと)」に基づいて作られました。歌詞の内容やおもしろさ、ユーモアのある曲調で日本人にはとても馴染みのある曲です。印象的な前奏・後奏のフレーズは山田耕筰が中国の大連で聴いたチャルメラの節を用いたと言われており、その部分を聴いただけで「 まちぼうけ~」と歌いだすことができる人も多いのではないでしょうか。
歌自体は短い曲ですが、旋律を繰り返しながら転調の妙技で導いていくところに三浦真理氏の職人技が光っています。(佐川馨)
・編曲 三浦真理
・管楽器編曲 佐川馨
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