シャブリエがスペインに滞在した際に、アンダルシア地方のダンスのリズムや民謡の旋律をスケッチして1883年に発表した、彼の曲を代表する曲です。
この作品は「ホタ」と言う3拍子の速いリズムで男女が激しく飛び跳ねたり回転したりして踊る舞曲や、フラメンコの掛け声や音程を上下させ装飾的なメロディーを叙情的に歌い上げる「マラゲーニャ」を元に完成させたそうです。
慣れないと3/8のリズムの感じ方に苦労すると思いますが、リズム通りに演奏できるようにメトロノームなどを使って練習しましょう。その後、流れに乗って演奏できるように全体を合わせていきます。
349小節目からのTenor2とBaritoneは演奏としてブレスなしでの演奏は難しいと思いますので、カンニングブレスなど工夫して下さい。
D-Saxのオリジナルアレンジですので、実際の管弦楽のアレンジとは異なりますが、管弦楽を聴いてどのフレーズが何の楽器を演奏しているのか研究してみると、より表現の幅が広がるでしょう。
色彩豊かで情熱的な演奏をして下さい。(笹尾淳一)
神奈川県平塚市出身。
日本福祉大学社会福祉学部卒業。東京ミュージック&メディアアーツ尚美管弦打楽器学科アカデミーコース卒業、同コンセルヴァトアールディプロマ科修了。
第11回ブルグハルト国際音楽コンクール室内楽部門入選。
福祉業界からサキソフォニストへと転身する異色の経歴を持つ。尚美学園在学中よりアンサンブル活動を精力的に行い、現在ではソロや室内楽を中心に演奏活動やイベントなどに参加。また中学・高校での指導や個人レッスンにあたる一方で、福祉業界で働いていた経験を活かし、さまざまなボランティア演奏なども精力的に行っている。
アレンジャーとしても活躍し、編成を問わず数多くの編曲を行い、自身の所属しているD-SAXでは国内外で演奏され、2012年にはフランスへ渡り、パリ・エピナルでの公演を行い、いずれも好評を博す。またアーティストのコーラスとしても活動しライブも多数。テレビやラジオ出演、ライブ、レコーディングなど、メディアへの出演も多数。
サックスカルテット「JG」では、NHKラジオ第1放送 新日曜名作座「料理人季蔵捕物控」劇中伴奏を担当。アルバム「genic1」「genic2」ともにフォンテック(株)より発売。
その他、D-SAX、TRIO TIERRA、Ensemble Allegroに所属。
サクソフォンを新井靖志氏に、室内楽を中村均一氏、服部吉之・服部真理子夫妻、指揮法を戸田顕、塩谷晋平の両氏に師事。
Yanagisawa・BREATHTAKING・Legere REEDs アーティストを務める。
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