オーストリアの作曲家 カール・ミレッカー(1842 - 1899)は、ウィンナ・オペレッタの黄金時代である「金の時代」を牽引した作曲家の一人で、数多くのオペレッタを手掛けました。この喜歌劇『ガスパローネ』もその中の一つで、1884年にウィーンで初演されました。
舞台は1820年代イタリア。シチリアの街シラクーサに大盗賊“ガスパローネ”が襲来したと街中が大騒ぎでした。そんな中お金持ちの未亡人カルロッタに市の司法長官ナゾーニが目をつけ息子に結婚を進めます。しかしカルロッタはお金が目当てであることはお見通しです。そこに正体不明の一人の男がやってきました。男はナゾーニに「彼こそが大盗賊ガスパローネだ!」と言われてしまいます。そこでカルロッタはナゾーニの策謀をあばくため、ガスパローネに財産を盗まれたことにしようと計画。するとナゾーニはカルロッタとの婚約を取りやめます。そしてその正体不明の男が実は身分の高い伯爵であり「ガスパローネ」などという盗賊は存在しないことがわかり、お互いに惹かれあった伯爵とカルロッタはめでたくゴールイン!というお話です。
演奏に際しては、ウィーン風の軽快さと楽しい雰囲気を大切にしながら演奏して下さい。様々なウィンナ・オペレッタを聴き比べてみて、アゴーギグの付け方などを研究するのもいいと思います。また、比較的厚めのオーケストレーションで書いていますので、それぞれのバンドの実情(教育的配慮も含め)に合わせて適宜オプションパートなどを活用し全体のバランスに注意しながら演奏して下さい。
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