この「アルデバラン」は切なく美しいバラードで始まり、途中からゴスペル調になり、励まし合うようにエンディングに向かって段々と力強くなっていきます。サックス四重奏においても、こうした原曲の特徴を活かすアレンジにしました。ちなみに曲名の「アルデバラン」とはおうし座で最も明るい星の名前であり、アラビア語で「後に続くもの」という意味があるそうです。曲名にも歌詞にもドラマのストーリーに通じる部分があり、AIさんもこうした点を踏まえて大変丁寧にそして力強く歌っている感じがします。この楽譜を演奏される際には、原曲の歌詞やAIさんの歌い方をぜひ参考にしていただきたいと思います。 演奏のポイントとしては、[A]から[D]セクションは、各パートが主旋律を紡いでいきます。それぞれが美しく温かい音色を心がけ、歌うように奏でてください。 [E]セクションは曲調が変化し、ソプラノとアルトが八分音符でリズムを刻みますが、アクセントに注意し、また段々と速くならないように気を付けてください。またバリトンはマルカートの部分は歯切れよく、16分音符のフレーズは滑らかに演奏してください。 [G]セクションからゴスペル調になります。各パートのソロがありますが、力強く、かつ雑にならないように注意して演奏してください。最後の2小節は4人のタイミングが合うように練習してください。
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