この作品は、昭和47年(1972年)に作曲された【オンリー・ワン・アース(かけがえのない地球)】(NWO-006/ネクサス音楽出版刊)をはじめ、【自然への回帰】【母なる海】に続く、自然をテーマにした交響詩の第4作目として、航空自衛隊創設20周年を記念し作曲されました。
もしこの大空がキャンパスであったなら、そこに広がる夢は限りなく続く...。だが、透き通る空は無数の音楽がひしめきます。時には厚く頭上に迫る想い灰色の雲。ある時は激しい雷鳴が轟き嵐を巻き起こす。太陽の光に映える七色の虹。神秘に満ちた夜空の星。淡い光とともに無数の星が消えてゆく夜明けの空...。広大な大空に展開する大自然の様々な様子を主題と変奏曲の手法を用いて絵画的に表現したものです。各変奏には「曇」「雷鳴と嵐」「星空」「フィナーレ:夜明け」とそれぞれ副題が付けられています。一面に晴れ渡った青空のような明るい旋律が主題を通して華麗なヴァリエーションを繰り広げます。
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