2011年11月にサクソフォン三重奏の為に作曲、同年12月に初演されました。即興的な主題によるタンゴの激しいリズムと中間部の抒情的なミロンガの楽想が対を成しています。タンゴの巨匠ピアソラへの語法を参考としながらも、独自の表現として哀しみから解放への想いを馳せた作品となりました。今回はクラリネット3重奏のために改作をしていますが、様々な編成で演奏出来る可能性を秘めていると思います。
“ToT"は何気なく見つけた顔文字(涙を流した顔)ですが、偶然にも”Tango of Tears”の頭文字であることに気付きタイトルとしました。それぞれの「涙」を遠慮なく表現していただければ幸いです。