フランシス・プーランク(1899~1963)は、20世紀前半に活躍したフランスの作曲家です。若い時には「フランス六人組」の一員として一世を風靡し、ピアノ曲、室内楽曲、歌曲から、バレエ音楽、オペラや宗教曲に至るまで、多岐にわたる分野で作曲活動を行いました。ユーモアにあふれた軽妙洒脱な音楽は、現在も多くの人に愛されています。
ピアノのための即興曲シリーズの最後として1959年に作曲された第15番は、フランスの国民的シャンソン歌手であるエディット・ピアフへのオマージュです。プーランクもまた彼女の歌声に魅せられた一人でした。「枯葉」を思わせる切なげなメロディが印象的な小品です。