17世紀初頭のドイツは、自国の音楽語法に当時音楽先進国であったイタリアやフランスの音楽様式を取り入れ、大きく発展しようとしていました。こうした時期、ドイツできわめて精力的に活動していたのがミヒャエル・プレトリウス(1571-1621)です。音楽理論家として世界最初の音楽辞典ともいわれる「音楽大全」を、そして作曲家として膨大な数の宗教的作品や世俗音楽を作曲しています。
プレトリウスは、当時ドイツではなじみの薄かったフランス舞曲を器楽合奏用に編曲、序文にフランス舞曲の演奏法などの解説を加えた上で1612年に出版しました。この曲集には500曲を越える舞曲が収められており、当時最大となるこの舞曲集は、ギリシャ神話に登場する9人の女神のうち、舞踏と合唱を司る女神「テルプシコーレ」(Terpsichore)の名にあやかってタイトルが付けられました。
この編曲は2015年に編曲した木管8重奏のための編曲に続く第2集です。埼玉県・花咲徳栄高等学校(顧問・川口智子先生)、および横浜・桐蔭学園高等学校の2020年度アンサンブルコンテスト演奏曲として編曲しました。
「テルプシコーレ」より、以下の6曲を選び構成しました。
1、ブランル・ドゥーブル Bransle double (XII-3)
2、村のブランル Bransle de Villages (XIV-5)
3、ブランル・ゲイ Bransle Gay (I)
4、ポワトゥー地方のブランル Bransle double de Poictu (IX)
5、村のブランル Bransle de Villages (XIV-4)
6、レプリーゼ Reprinse (CCCIX)
(7、村のブランル Bransle de Villages (XIV-5))
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