12月25日15時を持ちまして、
2025年内出荷の注文受付を終了いたしました。
以降のご注文は年明け
【 2026年1月7日(水)以降順次出荷 】
となります。予めご了承ください。
本年もたくさんのご愛顧を賜りありがとうございました。
よいお年をお迎えください。
『Danse macabre』(死の舞踏)は、フランスの作曲家カミーユ・サン=サーンス(1835年 1921年)により作曲された交響詩である。アンリ・カザリスの霊感に溢れる詩をもとに初めは短い歌曲として作曲され、その2年後には現在よく知られる管弦楽曲として完成され、1875年に初演された。スコア冒頭にその詩が引用されているので原曲スコアを参照してほしい。
曲頭に夜を告げる鐘が鳴り、目を覚ました墓場で骸骨たちが踊り出す。スコルダトゥーラの独創ヴァイオリン、怒りの日をモティーフにした印象的な旋律などいくつかの限られた素材が、色彩的に世界観が描かれ展開してゆく。朝を告げる雄鶏の鳴き声とともに、煙が消えてゆくかのように死神の宴は終演する。 本作品は、北海道北見市立常呂中学校吹奏楽部の委嘱で管打7重奏の室内楽版にアレンジしたものである。2021年1月に同校吹奏楽部により初演。演奏時間制限のあるアンサンブルコンクールでの演奏を念頭にした依頼であったため、適宜カットしている部分がある。アレンジにあたり、各パート、初心者 中級者レベルにしてはいるが、全体として効果的な響きが得られるアレンジを心がけた。バランスに気をつけつつ、交響詩のストーリーを感じさせる音楽的な表現をしてほしい。一部楽器は、音域が許せばフレキシブルに対応できるようにした。指定外の楽器でも、工夫次第で様々な組み合わせで演奏できるだろう。
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