本曲は、2017年、浜松聖星高等学校吹奏楽部および、同部音楽監督土屋史人氏の委嘱によって作曲しました。卓越したテクニックを持つ聖星吹奏楽部からの、クラシカルスタイルでの作曲という依頼に何を書こうと考えていたところ「新古典主義」というテーマが思い浮かびました。
「新古典主義」とは、今から100年ほど前にヨーロッパで流行した芸術思想で、それよりさらに百数十年前の芸術作品がより確固とした様式に基いて作られていた時代を規範とした上、作家自身やその時代ならではの新しいエッセンスを融合させる、といったものです。音楽の世界では、ストラヴィンスキーやバルトークがとても魅力的な作品を残してます。私もそれより100年遅ればせながらそれに倣い、現代の吹奏楽で17世紀の音楽スタイル「バロック」の一形式である「コンチェルト・シンフォニア」という、合奏のメンバー全員が主人公になる協奏曲のような形式をやってみようと思いました。
曲は基本的に古典的な形式感やいかにも古典的なメロディを基本としながら、私の愛する近代・現代音楽の響きや様々なクラシック以外の音楽などがちらほらと顔を覗かせ、音楽の行く末はどうなることに…というものです。
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