12月25日15時を持ちまして、
2025年内出荷の注文受付を終了いたしました。
以降のご注文は年明け
【 2026年1月7日(水)以降順次出荷 】
となります。予めご了承ください。
本年もたくさんのご愛顧を賜りありがとうございました。
よいお年をお迎えください。
2014年4月作曲。同年6月、昭和音楽大学第16回作曲学科作品発表にて初演。
原曲はヴァイオリンが独奏である、《ヴァイオリンとピアノのための「エチュード・ファンタジック」》として作曲され、2019年10月、これをもとにB♭クラリネット版が制作されました。
初演時、作曲者は学部3年次でしたが、当時まだあまり書き慣れていなかったピアノと弦楽器に対する自身への課題の意味も含め作曲いたしました。
題名について、「ファンタジック」は和製英語であり、正しく言えば「ファンタスティック」となりますが、日本人がより感じやすい「ファンタジー」の感覚に近い前者を採用いたしました。もちろん「ファンタスティック」と解釈しても問題ありません。(野呂 望)
I. ラヴェルの名によるパヴァーヌ
M.ラヴェルが1909年に作曲したピアノ作品《ハイドンの名によるメヌエット》とその作曲技法に敬意を表し、同じ技法を用いて“RAVEL”の5文字に音を当てはめ作曲。“DAAEE”の5つの音列が基本形、反行形、逆行形と姿を変えながら様々な箇所に配置される。
II. タランテラ
へ短調、ロンド形式。無窮動のごとく進み続ける音楽はクライマックスでヘ長調となり、同時に再現された第1楽章の主題と共に華々しく曲のラストを飾る。
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