この作品は2008年度全日本吹奏楽コンクール課題曲となり、同時に3回目の朝日作曲賞を受賞した私にとっては5作目の課題曲です。かなり急速なテンポ設定はサーカスマーチや駆け足行進曲、あるいはポルカのような曲想を得ていたからです。
実はこれにはイメージがありました。学校の部活動でトランペットを吹いているブライアン君(アイルランド系の青い目をしたイケメン、身長175センチくらいの17歳)がアクティブなオフの日を楽しんでいるという想定です。曲では下降する音階をテーマとして、主題にはもちろん、低音の進行にさえも動機操作が行われています。またシロフォンなどにフレーズのつなぎで現れる細かな上昇形のモチーフも、テーマの下降音階と共に曲の中でしばしば現れています。忙しそうな曲想から一転、トリオではゆったりと歌われる旋律もあり、全曲を通して変化と対照、主要モチーフの散見と統一など、作曲の仕方としても細部にわたって意を配した作品になっているかと思います。
We cannot accept orders for international shipping from this site. Please contact us before ordering.
12vcxjle0y28
スタディスコア10冊以上で30%OFF
対象カテゴリ
30 % OFF
残発行枚数:75
下限金額:¥28,600
有効期間:2023/03/01 ~ 2024/12/31