当初、30人前後の編成のために書いたこともあり、できるだけ、和声の構成や旋律の綾をそぎ落としてありますので、ありがちに分厚い響きを追い求めないことをお勧めします。考え方を変えれば、スコア上にある音を慎重にある程度削って20人ぐらいの編成で演奏しても、魅力的な響きが得られるように書いてあるつもりです。ラヴェルのオーケストレーションが、ある程度厳格な配置での音の重ね方をしていない様子が感じられるため、そのようにしました。ですが、リズムに関しては違います。例えばダフニスとクロエのように、リズムのズレを初めから許容した音の重ね方とは違い元々がピアノ作品であるため、リズム状のアンサンブルにはかなりの正確さが要求されているとお考えいただき、ぜひ、ごまかさず真正面から取り組んで、楽譜の具現化をされてみてほしいと思います。
近年、口当たりの良いトレンドに合わせた吹奏楽作品が多い中、かなり歯ごたえのある楽曲ではありますが、多くの皆さんがこの作品を演奏することで、趣味の領域を超えた大きな学びの享受の海に浸ってくださることを願っております。
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