モーツァルト作曲《ピアノ・ソナタ第11番 K.331》からの抜粋、編曲作品です。
モーツアルトが、このソナタを作曲した1783年頃、ヨーロッパではトルコ音楽が大流行していました。メルテルと言うラッパと太鼓による軍楽隊の勇ましい音楽が受け入れられたのです。
モーツァルトは、その流行をこのソナタに取り入れました。特に特徴的な第3楽章「トルコ行進曲(トルコ風ロンド)」の冒頭の伴奏リズムは、ダウル(トルコの太鼓)から、また、速く連続する16分音符のメロディーは、ズルナ(トルコの民族楽器でオーボエの前身)から着想を得ています。
この作品は通常のソナタ形式とは異なり、以下のような構成になっています。
第1楽章:シチリアーノ(6/8または12/8拍子のシチリア風舞曲)を主題とした6つの変奏曲
第2楽章:メヌエット
第3楽章:トルコ風ロンド(いわゆる「トルコ行進曲」)
この編曲では、美しくノスタルジー溢れるメロディーや、それとは逆の野生的リズムに加えて、ジャズの要素も取り入れています。自由闊達に演奏しましょう。
演奏上のポイントとしては、g-moll、C-dur、クロマティックの各スケール練習を活用することが効果的です。加えて、デッドストロークやペダリング(ヴィブラフォン)、フットワーク(ティンパニ)などの工夫を凝らしましょう。
この作品は、第26回日本ジュニア管打楽器コンクール・高校生打楽器アンサンブル部門全国大会にて、第3位(銅賞)を受賞しました。
3pnqe3parr0g
〈5月〉会員限定クーポン(対象商品:フォスターミュージックの出版物)
対象カテゴリ
会員限定
¥1,000 OFF
残発行枚数:109
下限金額:¥5,500
有効期間:2025/05/01 ~ 2025/05/31