フェイト～アルトサクソフォンとピアノのための：清水大輔 [サクソフォンソロ]

フェイト～アルトサクソフォンとピアノのための

2000年、私が大学2年生の時に卒業実技試験のために書いた曲です。1999年に昭和音楽大学ウィンドオーケストラで初演してもらった、私の最初期の作品『タングルウッド・オーヴァーチュア』の初演指揮を務めてくださったサクソフォン奏者の福本信太郎先生。その感謝の意味も込めて、福本先生のために書きました。

曲は大きく3つの部分に分かれており、後半の旋律には『タングルウッド・オーヴァーチュア』の変奏を用いています。20歳の時の作品なので、荒削りな部分が多々ありますが、私にとって忘れられない、大切な思い出の1曲です。（清水大輔）

オプショナルパートとして、Euphonium (B.C./T.C.)を同梱しています。

仕様

楽器編成

オプショナルパートとして、Euphonium (B.C./T.C.)を同梱しています。

清水大輔(Daisuke Shimizu)

1980年、神奈川県生まれ。2002年に昭和音楽大学短期大学部を卒業。作曲を藤原嘉文氏に師事。

サクソフォーン奏者・福本信太郎氏のための書き下ろし作品をはじめ、航空自衛隊中部航空音楽隊、陸上自衛隊東部方面・中部方面・第2・第4・第6・第8各音楽隊、海上自衛隊東京・横須賀・舞鶴・呉・佐世保各音楽隊、ヤマハ吹奏楽団浜松、なにわ《オーケストラル》ウィンズ、大阪市音楽団（現 Osaka Shion Wind Orchestra）、日生劇場、シエナ・ウィンドオーケストラなど、多くの団体から委嘱を受けている。

アメリカ・シカゴで行われる「ミッドウェスト・クリニック」やWASBE（世界吹奏楽協会）をはじめ、アメリカ、ヨーロッパで自作品が演奏されている。近年ではアジア諸国でも自作品演奏会の指揮や初演を行う。また、これまでに自作品集5枚を全国発売している。

21世紀の吹奏楽“響宴”会員。昭和音楽大学講師。

平成28年度 第49回JBA下谷賞受賞（この優しく、暖かい世界 アンディ・カウフマンのための音楽 ）

2021年 スーザ／ABAオストワルド賞ファイナリスト（Immortal Anthem）

2023年 第4回WASBE国際作曲コンテスト カテゴリー2部門ファイナリスト（空を削るもの The Skyscrapers）

修正情報

FATE FOR ALTO SAXOPHONE AND PIANO

In 2000, during my second year of university, I composed this piece for my graduation performance exam. In 1999, the Showa University of Music Wind Orchestra premiered one of my earliest works, *Tanglewood Overture*, under the baton of saxophonist Shintaro Fukumoto. As a gesture of gratitude, I wrote this piece for him.

The composition is divided into three main sections, and in the latter part, I incorporated variations of the melody from *Tanglewood Overture*. Since I composed this piece at the age of 20, there are many rough edges, but it remains an unforgettable and cherished work for me.

(Daisuke Shimizu)

Specifications