『展覧会の絵』は、ムソルグスキーが彼の友人であったヴィクトル・ハルトマンの遺作展を歩きながらそこで見た10枚の絵の印象を音楽に仕立てたものであり、ロシアにとどまらずフランス、ローマ、ポーランドなどさまざまな国の風物が描かれている。オリジナルはピアノ独奏のための組曲である。
「プロムナード」
「展覧会の絵」では、「プロムナード」という絵と絵の間を歩く様子を描写した曲が繰り返し登場する。これは、それぞれの絵を見る気分を表しているとも言え、5/4拍子と6/4拍子が交替して出てくるもので、独特の魅力を持ち、有名なフレーズの1つともなった。
「古城」
このタイトルだけがイタリア語であり、曲も6/8拍子でシチリアーノ風である。中世の古城の前で、吟遊詩人が歌う情景を描いているとされており、それらしい絵は、城の前に人影が見られる「チェルノモールの城」、人影はないがフランスの古城で「ペリギューの風景」、イタリアの古城を描いた作品は見つからなかったが、修道院と人影が見られる「イタリアの道」の3つがあるという。
「テュイルリーの庭」
副題は「遊びのあとの子供たちのけんか」と記されている。「テュイルリー」とはフランス・パリ市内にある公園の名称で、軽やかなリズムを伴う旋律は子供たちの様子を描写している。
「バーバ・ヤーガの小屋」
タイトルの通り、モチーフとなった原画も幻想的な絵になっている。にわとりの足の上に妖婆の小屋を形にした時計が描かれている。ムソルグスキーは、そこの臼の上に乗って進む「バーバ・ヤーガ」を付け加えた。「バーバ・ヤーガ」とは、森の中に住み、人をつかまえてはその肉を食する骨と皮だけの痩せた妖婆の事である。移動する時は細長い臼に乗り、右手に持った杵で漕ぐと臼は少しだけ浮かび上がり、底の部分だけを引きずって移動する。そして、もう片方に持った、ほうきでその軌跡を消しながら進むとされている。
「キエフの大門」
「バーバ・ヤーガの小屋」からアタッカで続けられる。ハルトマンの下絵では、スラブ風のカブト型の丸屋根をした、古ロシア的石造りの様式のキエフ市のための門が描かれている。しかし、設計図は具現化する事はなかった。
この編曲版は、第66回(2018年)全日本吹奏楽コンクールにおいて習志野市立習志野高等学校吹奏楽部が自由曲として演奏し銀賞を受賞しました。
昭和33年、京都市に生まれる。「為せば成る、為さねば成らぬ何事も、成らぬは人の為さぬなりけり」が座右の銘で、普段は妻と子供とロッテ・マリーンズと音楽をこよなく愛する陽気な温泉好きなお父さん、兼社会科教師である。世界史の授業を担当し、「ミイラの作り方」を教えるのが得意である。
尊敬する音楽家は、指揮者のヘルベルト・フォン・カラヤンで、ポスターを見ては真似をしている姿を生徒は暖かく見守っているのである。また、いつもせっせと大好きな曲を編曲しては生徒に演奏をさせるのが生き甲斐なのだが、暑いとバテバテ、寒いと縮こまり…と、けっこう温室育ちのお坊ちゃまなのである。
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