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【収録曲】
・レハール作曲「《メリー・ウィドウ》ワルツ」 4分00秒(約)
・ブラームス作曲「眠りの精」 3分00秒(約)
●《メリー・ウィドウ》ワルツ
(喜歌劇《メリー・ウィドウ》から「唇は語らずとも」)
バンドジャーナル2000年12月号(20世紀最終号!)付録楽譜用に編曲出版されたものを、今回の再出版にあたって、手を加えたものがこの楽譜です。
『「メリー・ウィドウ」セレクション』に入っていなかったこのナンバー。『セレクション』には3拍子を入れるのを避けた、というのが理由です。学校吹奏楽で3拍子を上手く演奏出来ないのが大きな理由ですが、それ以上にメドレーにこの曲を入れると全体の構成がハマらなかったから、というのが大きな理由。
それを目ざとく指摘したのが、当時のバンドジャーナル川本軒司編集長。川本編集長のアイディアでこの楽譜が出来あがりました。『セレクション』のオーケストレーションのエコーも聴こえ、シンプルに旋律を歌うアレンジです。
蛇足ながら前奏の「旋律」にはちょっとした秘密があります。これは同じメリー・ウィドウの『ダニロの歌』の一部ですが、ショスタコーヴィチの交響曲第7番『レニングラード』1楽章の展開部、小太鼓のリズムにのって延々と繰り返されるあの旋律の一部分にソックリなのです。これは柴田南雄先生の説ですが、「ダニロの歌」のサビの歌詞が「偉大なる祖国を忘れ去らせてくれる…」とあり、戦争を描いたとさせる交響曲には、より屈折した意味が込められている、という…。
ショスタコーヴィチとレハールという繋がりを推理しつつ演奏するのも興味深いと想いこの旋律を挿入したのでした。ショスタコーヴィチの苦悩を後世の私たちが味わう事ないことを願って…。
●「子供のためのドイツ民謡集」から 《眠りの精》
バンドジャーナル2001年12月号の付録楽譜用に編曲出版されたものを、今回の再出版にあたって、手を加えたものがこの楽譜です。
ブラームスと耳にして、私たちがまず思い起こすのは、交響曲、協奏曲、室内楽曲、ピアノ曲などの器楽の作品ですが、初期から晩年にかけて、実に多くの声楽曲を書いています。「眠りの精」は独唱とピアノのために書かれた、ブラームス25歳の時の作品。「子どものためのドイツ民謡集」の4曲目にあたり、彼の師シューマンの子供たちのために作られました。この曲集のなかでも単独に歌われることが多い子守唄風の歌曲。
この吹奏楽編曲は、もともと皇太子妃雅子さまのご懐妊を記念したCD 『おめでとう雅子さま「LULLABY」おめでとう 天使のメッセージ』(ビクターエンタテインメント)に収録されたフルートとオーケストラ版(Fl:工藤重典、Cond:堤俊作)を吹奏楽にアレンジしたものです。原曲の和声をかなり大胆に変更し、イージーリスニング風にしたため、工藤氏からは「マントヴァーニ!」との声が(笑)
吹奏楽版では、歌のパートをソロ楽器にせず、合奏で演奏出来るように直してあります。[D]2小節めからは、Flute Soloにしても構いません。HarpはPianoで代用も可能ですので必ず入れて演奏されることをお勧めします。
(鈴木英史)
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