静岡学園高等学校吹奏楽部と、顧問であり指揮者・打楽器奏者でもある小澤篤先生の委嘱作品です。具体的に何かを題材として書いたわけではありませんが、ストーリー性を持った作品ですので、どんな物語なのか想像しながら演奏してみて下さい。
前作の「水の記憶(打楽器四重奏)」とはコンセプトが真逆で、静岡学園にある楽器を片っ端から並べたため使用楽器が多く、演奏難易度も相当なものです。音楽的にも技術的にも自信のある団体にぜひ挑戦していただきたいです。(ただし、マリンバは水の記憶と同様にC-Cの4オクターブのもので演奏可能です。)
音楽的には、各場面の対比がポイントとなります。どの部分も技術的には難しいため、ともすればすべてが山場のような騒がしい演奏になりがちです。場面同士の関係はどうか、一番聴かせたいポイントはどこか、3人の意識の統一が必要です。技術的には、多種多様な楽器の叩きわけが一番の課題です。まずは材質・大きさ・厚み・バチ等の違う楽器それぞれのコントロールをしっかりと。1stはマリンバのみを担当しますが、音域も広く、当然全音域同じタッチではコントロールしきれません。
具体的に一番難しい部分は、[N]かと思います。四声のマリンバ・ティンパニのベースライン・ボンゴ&コンガのビート・トムのビート・金属打楽器類のビート・・・。それぞれのビート感・音色、パート間のバランス等すべてに意識を行き届かせるのは並大抵のことではありません。
クリアすべき課題の多い作品ですが、まだまだ少ない打楽器三重奏の良いレパートリーとなりましたら幸いです。
岐阜県大垣市生まれ、埼玉県新座市在住。幼少の頃よりピアノ・作曲を、中学より各種管楽器を広く浅く経験。18歳より打楽器を始める。
打楽器奏者として、主にマリンバを中心とした打楽器アンサンブルでの演奏を小中学校・福祉施設・カフェ等で行う他、中高生向けの吹奏楽・アンサンブル作品を多数作曲しており出版もされている。また近年では、特異な経歴を生かし吹奏楽指導も行っている。
尚美コンセルヴァトアールディプロマ科(打楽器専攻)修了。第22回KOBE国際音楽コンクール奨励賞。第3回日本管打・吹奏楽学会作曲賞佳作。グアム・タモンベイ音楽祭へ3年連続で委嘱作品を書き下ろし、感謝状を授与される。
これまでに打楽器・マリンバを、小川佳津子、百瀬和紀、日比一宏の各氏に、作曲を、鈴木英史、広瀬勇人、高橋伸哉、武野晴久の各氏に師事。
Percussion Ensemble “Beat Laboratory”主宰。Ensemble Variusメンバー。neoria KOROGIアーティスト。電子マリンバ「malletKAT」エンドーサー。
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