冒頭の無伴奏でのバスーン独奏の後、ゆっくりとしたブルースを思わせるピアノによる前奏から、バスーンが歌い始める。この旋律に含まれる「ブルー・ノート(Blue Note)」が嘆きや呻きを表している。曲が高揚したところで、ピアノに旋律が移り、そこにバスーンが絡んでさらに高揚、そのまま短いカデンツァに入る。その後、嘆きの旋律を静かに繰り返しこのパートを終わると、静けさを破るように、ファゴットが「ルンバ・クラーベ(Rhumba Clave)」のリズムによるフレーズを演奏、ピアノも単音づつ加わっていき、疾走感のある16ビートに突入する。
バスーンの福井弘康氏からの委嘱により、2020年のコロナ禍における自粛期間中に作曲。感染症で亡くなられた方の鎮魂の意味を込めて「哀歌(Elegy)」として作り始めたが、後半のパートが曲名にそぐわないと感じ「幻想曲(Fantasy)」として6月に発表。後にクラリネット奏者の井上幸子氏のためにバス・クラリネット版を制作し、その発表にあたり「嘆きと希望(Lament and Hope)」に改題。
出版にあたりオプショナルとして追加したカホン(Caj n)パートは、クラッシュシンバルをセットして一緒に使うことを想定して書いてあるが、カホンではなくコンガやドラムセットなどの楽器に変更しても構わない。また、前半の「嘆き」パートも含め、ウィンドチャイム、トライアングルなどの小物パーカッションで彩りを加えるのも良いだろう。
1960年山口県生まれ。小学校の金管バンドでトランペット/ユーフォニアムを、中学・高校の吹奏楽部でクラリネットを担当。武蔵野音楽大学卒業。卒業後はマルチリード、キーボード奏者、作編曲家として、ミュージカルの公演、コンサート、レコーディングに参加。吹奏楽や管楽器のための作編曲も多く、ポップスを中心に、ヤマハ・ミュージック・メディア、ブレーン、ウィンズスコア、イースター音楽出版、フォスターミュージック、ミュージック・エイトからの出版をはじめ、レコーディング、コンクール、コンサート、映画のための作編曲作品多数。
第14回21世紀の吹奏楽"饗宴"入選。クラリネットを千葉国夫、村井祐児、柏野晋吾、西村一の各氏に師事。作曲は池田一秀、池田悟の各氏に師事したものの、ほぼ独学。江古田楽器祭総合プロデューサー。
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