マヌエル・インファンテ(1883~1958)は、スペインのセヴィーリャ近郊で生まれました。ピアノと作曲をエンリケ・モレラに学び、1909年にパリに定住します。当時ファリャもパリに住んでいましたが、そこで芸術的な刺激を受けながら、ピアニストとして指揮者として活躍しました。残された数少ない作品はスペインの民謡や舞曲を印象主義の語法で表現したものが多く、特にピアノ曲は秀逸です。
アンダルシア舞曲は1921年に2台のピアノの為に作曲された3曲からなっています。
Sentimiento(感傷的に)は、その第2曲目でアトラクティブなカデンツァで始まります。叫び声にも似たモチーフを持つテーマは情熱的なリズムと共に高揚していきます。甘い旋律の中間部はしだいに官能性を帯びてきますが、やがて闘牛場を思わせるような激しいリズムを伴う精悍なテーマが現れます。その後も曲想は落ち着くことなく変化していき、最後は息絶えるような一音で終結します。インファンテ夫人に献呈されました。
第23回全日本アンサンブルコンテスト(平成11年度)にて世田谷学園にアレンジした曲です。大幅にカットしていますが、それぞれの部分のキャラクターを活かして、カッコよくスペインしてください。
参考音源としては、ラベック姉妹の演奏がお勧めです。
新潟県立巻高等学校卒業。武蔵野音楽大学でトロンボーンを坂本辰則氏に師事し卒業。
1993年から2008年までオブロークラリネットアンサンブルの代表を務める。2009年1月にクアトロ・パッツァを加藤純子と共に立ち上げる。
世田谷学園、世田谷おぼっちゃまーずとオブローの為に多数アレンジをしている。
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